学科・コース案内

共通教育科

全員が総合工学科に入学、まず1、2年次で共通教育科目や工学基礎について学びます。
また、3年~5年次では専門科目が中心になりますが、一部共通教育科目も学びます。
共通教育科では、英語、数学、国語、社会、理科、保健体育、芸術等を担当します。

英語科

英語科には日本人教員に加えて英語ネイティブの専任教員がおり、必修科目の英語1~4で文法学習の他、英語の4技能:リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング技能の強化に努めています。

選択科目の「演習1」では、英語への意欲を高めるため英検対策、「演習2~3」でアウトプットの練習として英語プレゼンテーション、「演習4」で専門的な科学技術英語の精読、というように高度な英語を段階的に運用できるようカリキュラムが組まれています。

また、TOEIC対策やアカデミック・ライティングに特化した授業、英会話力を鍛える英語課外活動、さらに希望者には夏季短期海外研修を行い、将来エンジニアとして活躍する際に不可欠な実践的英語力の向上を図ります。

In the English department of this school, there are, not only Japanese teachers of English, but also a native English teacher. We teach the four main English skills: reading, listening, writing and speaking.

From the first to the fourth year, students practice listening, writing, etc., as well as study grammar. With the native teacher, students practice reading and speaking, as well as use other English skills to ask and answer questions.

The school also provides various optional classes: English Seminar, TOEIC, Academic/Technical Writing, and English Presentation. The curricula of the English Seminars are designed to stepladder students’ English to higher levels. The other optional courses offer students the chance to excel beyond the basics, which can be used in their future when working as engineers.

The school also offers the opportunity for students to study abroad during the summer; and we are working on adding a longer study-abroad program, as well. Although quite intensive, these programs place students in an immersion situation where they can improve their English skills greatly.

数学科

数学の必須科目には
学年科目
1年生基礎数学 (8時限/週)
2年生微積分学Ⅰ (4時限/週)
2年生線形代数学 (3時限/週)
3年生微積分学Ⅱ (5時限/週)
4年生応用数学
(1年入学生: 2時限/週, 4年編入学生: 4時限/週)
があります。

工学系専門分野で数学を活かすことを目指し、計算力を徹底的につけてもらいます。

単元が進むのは平均的な高校よりも早く、3年生まででほぼ大学1年生の単元まで進みますが、入試問題のような捻られた問題はあまりやらないので、苦手だった人も高専入学後に頑張り続ければ、良い点が取れるようになります。

1~3年生は習熟度別の5クラス編成、1年入学の4年生は習熟度別の4クラス編成で、得意な人も苦手な人もちょうどよいレベルの授業が受けられます。4年編入学の4年生は1クラスですが、1年入学の4年生より授業が多く、高校と高専のカリキュラム差をカバーします。

特別進学コースの学生は必ず最上位のクラスに入り、きつくてもそこで頑張ってもらいます。

選択科目には
学年科目
1年生基礎数学演習 (1時限/週)
2年生線形代数学演習 (1時限/週)
3年生微積分学演習 (2時限/週)
4年生解析学Ⅰ (2時限/週)
5年生解析学Ⅱ (2時限/週)
があります。

「基礎数学演習」「線形代数学演習」「微積分学演習」は、大学編入学筆記試験を受ける人が入試問題を解けるようになることを目指すもので、特別進学コース向けに開講されていますが、意欲のある一般コースの人も少し参加しています。

「解析学Ⅰ」「解析学Ⅱ」は、特に大学編入学する人に勧めています。

大学編入学筆記試験の頻出単元も含むので、筆記試験で受験する人には特に強く勧めています。

国語科

近大高専では、1年生から4年生まで「国語」の学習を行ないます。

1年生から3年生は主に文部科学省の検定教科書を使用し、様々な文章を読むことを通し、思考力や表現力を深め人生を豊かにする授業を行ないます。

夏期休暇時には作文の課題を出し、文章力の育成を図ります。

4年生は、就職や進学に必要な語彙力や文学史などの常識力、小論文の書き方などを学びます。

専攻科では「日本語表現法」を履修します。

そこでは日本語の特徴を考えながら、効果的な口頭発表や論理的な文章の書き方などを身に付けます。

社会科

学生の興味・関心や疑問などに基づいて主題を設定すると共に、断片的な知識に目を奪われること無く、世界の様々な地域で起こっている自然的・社会的諸事象をグローバルな視点から学びます。

地域的諸課題について、地域の社会環境を関連付け、主体的に認識、分析・解決していけるように多くの問題提示をおこないます。

1年生から3年生までは文部科学省の検定教科書を使用し、地歴公民の分野で授業が構成されています。

理科

学生が人に愛され、信頼され、尊敬される技術者になるために、工学の基礎科目である化学、物理、生物を学生に教育している。

化学では、無機化学、有機化学、理論化学を教えている。

物理では、力学、熱力学、波動、電磁気学、原子物理学を教えている。

選択科目として、生物の基礎知識として、細胞、代謝、遺伝を教えている。

体育科

少年から青年へと成長する過渡期にある高専の学生にとって心身の健全な育成の為に行なわれる保健体育の学習は極めて重要です。

将来社会人として生きていく際にも欠かせない、コミュニケーション力や健康を自分自身で管理す為の基本知識を養う事を目標としています。